461個のおべんとう

 

 

 

 

ついに公開された、

 

映画「461個のおべんとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう

めちゃくちゃ良かったです(号泣)

 

 

 

 

 

 

 

 

見終わったあと、すごく胸がいっぱいになりました。

 

私には上手な解釈は出来ないので、

 

ただただ感想を述べるだけになるけど

 

こちらに垂れ流しにさせて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!※ネタバレ含みます※!

 

 

 

 

 

!※むしろネタバレしかない※!

 

 

 

 

 

!※解釈違いの場合おおいにアリです※!

 

 

 

 

 

!※セリフなど細かい違いは多めに見てください※!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓この先自己責任でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全体を通して感じたのは、おべんとうという小さくも感じてしまいそうなひとつのツールが、ずっと親子を繋いでいたんだな、ということ。

 

おべんとうを通して仲良くなっていく・・・とかそういう単純なことじゃなくて。

 

口数が少なかったり、ゲームばっかりしてたり、学校の話を全然しなかったり、お世辞にも仲良し親子!・・・とは言えない2人だけど、2人をずっと繋げていたのはおべんとうだったんだっていう。

 

 

 

 

 

 

 

 

中学生っていう人間関係に一番悩みがちな時期に両親が離婚。

 

虹輝があとあとお母さんに怒鳴るシーン、

「お母さんが言っていることが理解できなかった!だからあの人を選んだ!」

 

両親が離婚する前のシーンは少なかったから憶測だけど、きっと以前は温かい家族だったろうし、虹輝はお母さんもお父さんも大好きなんだよね。そんな両親から選べなんて言われたら、ショック。

 

というより、選んでいいってちょっと距離を感じるのは私だけ?ちょっと変な言い方かもしれないけど、もっと自分の事を取り合ってほしいというか・・・突き放されてるみたいだなあって思っちゃうな。と、まあ私の主観は置いておいて、内気な性格になった(内気さが増した)のは離婚も大きかったんだろうなと思いました。

 

 

 

そんな中結ばれた約束。

 

毎日おべんとうを作る事 × 毎日学校に行く事

 

 

 

 

 

 

めちゃくちゃクオリティの高い豪華なおべんとう。

冷凍食品ゼロ。彩りまで完璧。

卵焼きのアレンジまで・・・・

贅沢だ・・・・

 

 

一樹パパは意地になって作ってる、みたいなこと自分で言ってたり周りから言われてたけど実際はずっと違う。最初から最後まで、虹輝のためだった。

 

 

 

そして、約束を守るためでもなかったんだろうなと私は思う。

 

 

 

高校のお昼ご飯、「父さんのおべんとうがいい」って言ってくれたこと、インスタの投稿にコメントしてくれたこと、美味しいものは何回食べても美味しいと言ってくれたこと、そら豆が臭いっていう文句ではあったけどおべんとうの感想をくれたこと。

 

 

きっと全部が嬉しくて、毎日作ったんだと思う。

 

 

 

 

 

劇中、一樹パパの心境が分かるようなシーンは虹輝に比べて少なくて。

 

でも確かに、お父さんって、もちろん一概には言えないけど素直じゃないイメージがある。娘息子にかまいたくてウザったい発言したりだる絡みしたり、素直にごめんとかありがとうって言わなかったり・・・お父さんあるあるじゃない?

 

一樹パパもそんな感じだったから、ダイエットなんかすんな!って思ってても言えないし、夏休みだから一緒にお出かけしたくて北海道のフェス誘ったんだろうけど最近ライブ聞いてないだろ?としか言わなかったり。

 

虹輝にはあんまり伝わってないんだけど、ずっと虹輝のことを気にかけてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、虹輝には伝わってなかったのよね・・・・

 

 

 

 

おべんとうも新しいことにハマってるだけだと思ってたし。

 

お仕事中ですらおべんとうのこと考えちゃってたなんて、可愛いパパだけど、そんなこと知る訳もなくて。

 

毎日おいしいおべんとうを作ってくれてるのに、「食べてあげてる」みたいなこと言ってたりね。

 

 

 

 

 

ここからまた憶測になるけど、両親の離婚のときに経験したショックっていうのはきっとずっとあって、自分はあまり愛されていないってどこかで思ってたんじゃないかな~・・・

 

それプラス、自由奔放っていうパパの性格。

 

 

おべんとうは自分のためにやってるわけじゃないと思っちゃってたのかな。

 

 

 

 

映画では途中からすれ違っていくようにも見えたけど、最初から2人の間には少し、誤解と心の距離があったのかなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、またこれもおべんとうがきっかけでできた友達。

 

いきなりひろみも友達になっててビックリしたけど(笑)映画の中盤、もう私は虹輝の親目線で映画を見てたから、お友達出来て良かったね~(TT)の気持ち。(母)

 

ちょっと前髪もセットして登校するようになっちゃったりして?(←カワイイ)

 

 

 

 

 

 

 

 

途中、あきおに卵焼きを褒められた日、そのことを伝えようとしたのかな?って思った場面があった。(これもまた憶測なんだけど・・・)

パパが新しいお弁当箱を買ってきた日、かな。

 

きっと虹輝にとって嬉しくて、伝えようとしたんだろうけど

 

いかんせん息子も父同様素直じゃねぇもんで・・・(←だれ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

虹輝が無断欠席をした日。

 

 

 

 

この時の虹輝は、自分の未来への不安でもがいていたと思う。

 

 

 

 

高校受験での失敗の経験。

また同じ失敗をしたくないっていう不安と焦り。

 

予備校の授業中、教えて~!ってふざけてるあきおとひろみを横目に、いらだちが募ってしまうのは、まあ、受験生あるある・・・

 

自分はこれ以上失敗できないっていう焦りが大きくて

2人にぶつかってしまったんだよね。

(ひろみの気持ちを考えると悲しい・・・仲良くしてた友達に窮屈って思われてたなんて、嫌だ。)

(あきおめちゃくちゃいい子)

 

 

 

パパにも。

 

パパが挫折して落ち込んでいる姿を見たことがなくて。

そんなパパに「うまくいくよ」って言われたって

なんの根拠もない!

軽々しくいうな!

・・・と思う虹輝の気持ちも分かる。

 

 

 

ここのシーンは、難しいなぁ~・・と思いました。

 

 

 

 

「父さんがうまくいくのは周りがパパに甘えてるからだよ!ママもそうだった!俺だってそうだよ!」

 

 

 

という虹輝の主張。

 

 

 

 

 

パパからして、図星だったと思いますか?

 

 

 

 

 

 

ちなみに私はわかんない。

(わかんないんかい)

 

 

 

 

 

たしかに周りは合わせてる人もいたけど、パパが上手くいくのは全部周りが合わせてるからってわけじゃないかも・・・(自信なし)

でも虹輝の主張も言いたいことは、分かる。

 

 

 

 

 

パパは「うまくいく」っていう気持ちでいることが大事だっていうことが言いたかったのかな~って私は思うんだよね。前向きにとらえさせてあげたくて励ましたつもりだったんだよきっと。

 

 

 

私自身がパパとちょっと似てる部分があって。

私めちゃくちゃ楽観的でなんとかなる!の精神で生きてるから、ネガティブな子の悩み相談聞いたときに、励まそうとしたら「いいよね、全部ポジティブに考えられて」って言われたことがあって、なんて返したらいいのかわからなくて・・・

 

 

 

 

 

だからこのシーン、パパに感情移入してしまった。

 

「俺だってそうだよ!」

 

って言われて、そうなの・・・?って思っちゃったんじゃないかな。虹輝は自分に合わせていたのか?って。ショック。

 

 

なんせこの親子、素直じゃないし、お互いの気持ちを普段から伝えないところがあったからサ~・・・

 

 

 そんなこと思ってたのか?って戸惑ってしまうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

無断欠席した虹輝、

 

 

 

ひとりで海に来て、気づいたのかな。

 

 

 

寂しいなって。

 

 

 

学校や予備校には友達がいて、いつもパパのおべんとうがあって。

 

 

 

そんな日常がすごく幸せだってことにきづいたのかな。

 

 

 

それとも海を前に叫んだことで気持ちが落ち着いたのかな。

 

 

 

 

 

 

 

虹輝にとっての思い出の海で過ごしたその時間は、パパとの約束を破ってしまったけど、すごくすごく大切な時間になってた。

 

 

 

 

 

そんな大切な時間を過ごして、

無事ひろみとも仲直り出来て良かった。

予備校から出るときの虹輝カワイかった。

(どこ行く!?に対する虹輝の行きたいところ!は森七菜ちゃんのアドリブなんだそう。え~!?と素であたふたしちゃった道枝くん、というエピソード。可愛すぎて丸飲みしちゃいたい)(丸飲み?)

 

 

 

 

 

 

 

お父さんとの仲直りを言葉しないところもまた、男同士の親子っぽくて、むずがゆさもありつつグッときた。

 

 

 

おべんとうはママに任せる予定だったのになんとなく戻ってきてしまったパパと、きっとパパがいる気がしてた(のかなと思ってる。家にパパがいても驚いていなかったから。)虹輝。

 

 

 

 

 

すれちがってしまっていたけど、

 

やっぱり、おべんとうは2人を繋いでいたんだよね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(号泣)

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ワイ、マスクが濡れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後のおべんとうの日。

 

 

 

 

 

教室で目をキラキラさせておべんとうを楽しみに

・・・してたのはあきおとひろみだけど。

 

 

 

 

おべんとうを食べ始めて、

 

ボロボロ泣き出す虹輝。

 

 

 

 

 

 

 

3年間作り続けるなんて約束、嘘だと思ってたよね。

 

 

 

新しいことを始めるのが好きなだけと思ってたよね。

 

 

 

凝ったメニューを考えてるのも、彩りを考えているのも、お弁当箱を新調したのも、ハマってるだけだと思ってたよね。

 

 

 

 

 

 

 

でもそうじゃなかった。

 

 

 

 

 

 

毎日おべんとうをつくったのは虹輝のことが大好きだったから。

 

 

 

 

 

 

もちろんおべんとう作りをめちゃめちゃ楽しんでたけど、楽しかったのは虹輝が全部食べてくれたから。虹輝にもっと食べてほしかったからなのよ。

 

 

 

 

 

 

おべんとうはパパなりの虹輝へのエールだったんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

おべんとう最後の日、

 

その慣れた美味しいおべんとうを食べながら

 

虹輝はパパの愛を感じてた。

 

 

 

 

そして、わかんないけど、

 

多分虹輝はようやくパパからの愛に気付いた。

 

愛されてるってことに気付いた涙だったんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(号泣パート2)

 

 

嬉しいね、嬉しいね・・・・

(映画見る時マスクしんどい)(濡れる)

 

 

 

 

 

 

 

 

パパのライブで照れて彼女を紹介できなかった虹輝、とっても愛おしい。

 

 

 

そして昔のように、バーン!って銃を撃つマネしてふざけあう一樹パパと虹輝、愛おしい。

 

 

 

3年間親子を繋いだおべんとうは、ふたりの距離を近づけてくれた。

 

 

 

 

 

 きっと、パパの言っていた「うまくいくよ」というメッセージも受け取って、今後虹輝をずっと励ます言葉になっていくんだろうなって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素敵な映画だった。

 

本当に。

 

 

 

 

自分も共感するところがたくさんあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

映画を見終わって家に帰って、

 

お母さんに6年間おべんとうありがとねって言った。

 

思わず自分の家族を思い出しちゃうような

 

あったかくなる話だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつか自分も親になって、おべんとうを作る日が来たとき、

 

食べ切ったおべんとう箱みたら泣くかも・・・(涙腺激弱)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品はいろんな世代の人にみて欲しいな!

 

 

 

 

 

 

 

 最後に

 

 

 

道枝くんが虹輝でよかった。

 パパが井ノ原さんでよかった。

 

 

 

 

 

 

 

最高の作品に出逢えたことに感謝!

 

 

 

以上!また見ます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに森七菜ちゃんの身長は154㎝らしいよ。